フィリピン人の「海外旅行に関する意識調査」

researchGMOリサーチ株式会社がこのほど、フィリピンのモニターを対象に「海外旅行に関する意識調査」を実施しました。以下にそのQ&Aをまとめ、私の見解を述べます。

Q 海外旅行なら、何処に行きたいですか。
A 1位 日本 2位 韓国 3位 イタリア

フィリピンからの訪日観光客が増加しているのは、ビザの緩和が大きく影響しています。韓国が2位なのは、2000年代に入ってからの韓流ブームの影響が続いているものと思われます。3位のイタリアは意外と思われますが、実はイタリアに住むフィリピン人は多く、2013年の記録では271,946人で、フィリピン人が住んでいる国では(フィリピンを除き)世界第7位。しかもヨーロッパ最多です。バタンガス州には、イタリアに出稼ぎをした住民が建てたという家が多いことから、別名イタリア村と呼ばれている村があるほどです。

Q 海外旅行に行くなら下記のどの形態で行きたいですか。
A 選択肢の中で最も多かったのは「ガイド付きパック旅行(自由行動あり)」

日本の情報は意外に少なく、具体的に行くことを決めたら手っ取り早く旅行会社へ相談するのでしょう。自由行動付きのパック旅行を選ぶのは、若い旅行者が増えた証ではないでしょうか。英語が通じる確率が比較的高くなった最近の日本を知る若者が増えたという意味でもあるでしょう。

Q 海外旅行でしたいことは何ですか。
A 1位 観光 2位 遊園地などのレジャースポット 3位 宿泊先でゆっくりと過ごす 4位 グルメ 5位 ショッピング 6位 マリンスポーツ(海水浴を含む)

6位のマリンスポーツは常夏のフィリピンからの観光客がしたいこととしては意外です。リゾートとして質の高く、マリンスポーツやダイビングも質が高い、例えば沖縄への観光客増加が今後期待できるでしょう。

Q 海外旅行の際に不安に思うことは何ですか。
A 1位 英語の通用度 2位 交通機関を問題なく利用できるか 3位 気候の違い

初めての海外旅行を経験する人たちの不安な気持ちが伝わってきます。世界で最も話されている言語のひとつである英語を共通語とするフィリピンですが、外国でどれだけ彼らの言葉が通じるかは実際に行ってみないとわからず、それが最大の不安要素になっているようです。

2位の交通機関に関しては、例えば東京都の電車、地下鉄路線図を見ると誰でも心配になるでしょう。

観光客にとって旅先の気候は気になるものです。雨季と乾季しか無い常夏のフィリピンから四季がはっきりしている日本へ行く観光客は、持参する服をどうするかなどが悩みの種です。これらの情報は、友達家族やインターネット、そして旅行会社から得ることが多いようです。

Q あなたは日本に来たことがありますか。
A 1位 行ったことは無い 2位 1回 3位3~5回

3~5回が3位にランクされていますが、実は全体の2.7%に過ぎません。最も多かった「行ったことがない」は上記の質問の答えから想定できます。

Q あなたは今後日本を訪れたいと思いますか。
A 1位 とてもそう思う 2位 ややそう思う 3位 どちらとも言えない

「まったくそう思わない」が0%なのは良かったです。今回対象となった方たちの多くがまだ日本に行ったことがないと答えていることから想定できます。

Q 日本旅行を選んだ理由を教えて下さい。
A 1位 日本のテーマパークに行きたいから 2位 日本の文化や風景に興味があったから 3位 買物をするため

日本には世界的に知られているユニバーサルスタジオとディズニーランド、そして日本にしかないディズニーシーがありますが、その規模はフィリピン人が比較的容易に訪れることが出来る香港とシンガポールにあるディズニーランドとユニバーサルスタジオとは比べ物になりません。より本場のアメリカに近い規模のテーマパークに行くことが理想(夢)なのでしょう。

他にも、キティーちゃんで知られているサンリオピューロランドや全国各地にある忍者村などが対象となっていると思われます。

Q 日本でしたいことを教えてください。
A 1位 自然・景勝観光 2位 日本食を食べること 3位 四季の体感

日本食を食べるのは当然ながら、雨季と乾季しか無い東南アジアからの観光客にとって「雪」、「桜」、そして「紅葉」は自国では見ることが出来ない、とても貴重な体験となります。我々日本人にとっては当たり前でも、それを今まで見たことがない東南アジアの観光客にとっては想像を絶するものとなるでしょう。

Q 日本に関する情報はいつもどこで入手していますか。
A 1位 インターネット 2位 SNS 3位 TV

複数回答ではあるものの、TVが全体の66.7%だったのには驚きました。ケーブルテレビが普及しているフィリピンでは、地上波だけでなくケーブルテレビ専用チャンネルなどで日本を知る機会が増えているようです。

インターネットでは、ポータルよりもブログなどからの情報収集が多いようです。

フィリピン人の訪日観光関連事情については、ぜひ当社にご相談ください。長年の知識と経験による的確なアドバイスをご提供いたします。お気軽にお問い合わせください。

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▼プレスリリース http://www.gmo.jp/news/article/?id=5400

GMOインターネットグループでインターネットリサーチ事業を展開するGMOリサーチ株式会社(代表取締役社長 細川 慎一 以下、GMOリサーチ)は、GMOリサーチが提携するベトナム・フィリピン・シンガポールのモニターを対象に「海外旅行に関する意識調査」を実施いたしました。

●調査テーマ:海外旅行に関する意識調査
●調査地域 :ベトナム・フィリピン・シンガポール
●調査対象 :20~39歳の男女 計876名(ベトナム:417名、フィリピン:294名、シンガポール:165名)
●調査期間 :2016年6月20日~28日
●調査方法 :インターネット調査(クローズド調査)

▼レポートのダウンロードURL:http://www.gmo-research.jp/acp/studies/reportdl/160722-2

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